食材名から安全性をチェック

猫の食べ物安全性チェック

食材名を入力すると、猫にとって「安全・注意・危険」の目安をすぐに確認できます。あわせて、危険な理由や起こりやすい症状、与える場合の注意点も表示します。誤食時の初動判断の参考としてご利用ください。最終判断は、猫の年齢・持病・体調を踏まえて獣医師に相談するのが安心です。

判定結果

検索すると結果が表示されます。

猫が危険な食べ物を口にしたかもしれないときの対応

猫が危険な食材を口にした可能性があるときは、症状が出る前でも落ち着いて状況を整理し、動物病院へ相談する準備を進めることが重要です。

  1. 食べた可能性がある食材名・量・時刻を確認する
  2. 追加で同じ食材や別の食べ物を与えない
  3. 自己判断で吐かせない
  4. パッケージ、成分表示、吐しゃ物、残り物があれば保管して持参できるようにする
  5. 嘔吐、下痢、元気消失、ふらつきなどの症状を記録する

加熱済みでも危険な食材や、少量でも受診相談が必要な例があります。不安がある場合は、様子見よりも動物病院への相談を優先してください。

猫に絶対に与えないでほしい食材

「危険」に分類される食材は、少量でも体調不良や中毒の原因になることがあります。以下は代表例で、実際には検索結果に表示される個別の注意点もあわせて確認してください。

ネギ類は加熱しても危険です。煮汁、炒め油、ハンバーグなどの混合料理に入っている場合も注意してください。

玉ねぎ

危険

玉ねぎやニンニク、チャイブなどのネギ属の植物にはアリルプロピルジスルフィドなどの硫黄化合物が含まれており、猫の赤血球を破壊して溶血性貧血を引き起こす可能性があります。嘔吐や心拍数の増加、黄疸、暗色尿、虚弱などの症状が現れます。

少量でも危険なため、加熱済みでも与えてはいけません。ネギやニラ入り料理の残り物も避け、もし誤食した場合はすぐに動物病院へ連絡してください。

ニンニク

危険

ニンニクは玉ねぎと同様にネギ属に属し、赤血球を破壊する硫黄化合物を多く含んでいます。猫が摂取すると溶血性貧血を起こし、虚弱、黄疸、嘔吐がみられます。

少量のガーリックパウダーでも危険です。人間用のニンニク風味の料理やサプリメントも与えないでください。

チョコレート

危険

チョコレートにはテオブロミンとカフェイン(メチルキサンチン類)が含まれ、猫にとって強い毒性を持ちます。摂取すると嘔吐、下痢、興奮、頻脈、ふるえ、発作などを起こすことがあり、濃いダークチョコほど危険性が高いです。

誤食した場合はすぐに獣医師へ相談し、ダークチョコレートやベーキング用ココアは特に危険です。

コーヒー・紅茶・緑茶

危険

カフェインを含む飲料は猫に危険です。カフェインは中枢神経刺激作用があり、嘔吐、下痢、過度の興奮、震え、心拍数の増加、発作を引き起こすことがあります。

飲み残しのコーヒーやティーバッグにも注意し、カフェイン入り飲料は与えないでください。

ぶどう・レーズン

危険

ぶどうやレーズン、タマリンドなどには酒石酸(タルタル酸)が含まれており、猫や犬が摂取すると急性腎不全を引き起こすことがあります。吐き気や下痢、食欲不振、脱力、尿量減少が症状として現れます。

少量でも危険なので、ぶどうパンやレーズン入り菓子も含め避けます。誤食した場合はすぐに獣医師へ連絡してください。

人工甘味料(キシリトール)

危険

キシリトールは犬で低血糖や肝不全を起こすことが知られており、猫でも安全性が確認されていないため危険と考えられます。ガムやキャンディ、焼き菓子に含まれる場合があります。

成分表示にキシリトールが含まれている製品は与えないようにします。誤食した場合は獣医師へ連絡します。

猫に与えるときに注意が必要な食材

「注意」に分類される食材は、量、頻度、体質、調理法によってリスクが変わります。少量でも合わない猫がいるため、初めて与えるときは慎重に判断してください。

人間向け味付け・加工食品は別問題です。素材自体が「注意」や「安全」でも、塩分、糖分、香辛料、油分が加わると不向きになることがあります。

牛乳・乳製品

注意

多くの猫は乳糖を分解するラクターゼ酵素を十分に持たず、牛乳や乳製品を摂取すると下痢や消化不良を起こすことがあります。

乳糖を含まない猫用ミルクなら安全ですが、人用の牛乳やアイスクリームはごく少量に留めます。下痢などの症状が出た場合は与えるのを中止します。

生肉・生魚・生卵

注意

生の肉や魚、卵にはサルモネラや大腸菌、寄生虫などの病原体が含まれる可能性があり、感染症を引き起こすおそれがあります。生卵の白身にはビオチンの吸収を妨げるアビジンも含まれます。

与える場合は必ず十分に加熱し、骨や皮、スパイスを取り除いてください。調理済みの卵は安全で高品質のタンパク源として推奨されます。

ナッツ類(アーモンド、クルミ、ピーナッツなど)

注意

アーモンドやピーナッツなどのナッツ類は高脂肪・高カロリーで、嘔吐や下痢、膵炎を引き起こすことがあります。また塩味が付いたものはナトリウム過剰となります。クルミやピーカンナッツはカビ毒などのリスクが高いため避けます。

与える場合はクルミやピーカンナッツを除き、無塩のものをごく少量にとどめ、ナッツアレルギーがないか確認します。マカダミアナッツは特に危険なので避けます。

アボカド

注意

アボカドの果肉は少量なら無毒とされますが、種や皮、葉にはペルシンという成分が含まれ、鳥や一部動物に毒性があります。猫にとっても脂肪分が高く、下痢や嘔吐を招く場合があります。

果肉のみを少量与えることは可能ですが、種と皮は必ず取り除きます。高脂肪なので与えない方が無難です。

マグロ(ツナ缶)

注意

マグロは高タンパクで嗜好性が高いですが、ツナ缶は塩分や油、保存料を含む場合があります。またマグロは水銀含有量が高いため、過剰摂取は健康に影響する可能性があります。

猫用のツナ缶や水煮缶を選び、週に一度程度の嗜好品として少量与えます。総合栄養食の代わりにはなりません。

ほうれん草

注意

ほうれん草にはシュウ酸が含まれており、尿路結石のリスクがある猫では避けた方が良いとされています。

健康な猫であっても少量に留め、茹でてから与えます。尿路疾患のある猫には与えないでください。

食べ物以外で猫が口にしやすい危険物

誤食事故は食べ物以外でも起こります。猫が口にしやすいものは手の届かない場所に保管し、誤飲が疑われる場合は現物や商品名が分かるものを持って相談してください。

ユリ科の植物

人の薬(解熱鎮痛薬など)

アロマオイル・精油

洗剤・消毒用品

保冷剤・乾燥剤

たばこ・加熱式たばこ関連

糸や輪ゴムなどのひも状異物

受診時は、飲み込んだ可能性のある物の名称、量、時刻が分かると相談がスムーズです。

判定基準とこのページの使い方

このページの判定は、家庭内での初期判断を助けるための参考情報です。食材そのものの一般的な傾向を示しており、猫ごとの体質や持病まではカバーしません。

危険

原則として与えないでください。誤食が疑われる場合は、症状の有無にかかわらず相談を優先します。

注意

量や調理法、体調次第でリスクがあります。異変があれば中止して相談してください。

安全

一般的に比較的与えられることがある食材です。ただし、量、体質、味付けには注意が必要です。

  1. 食材名を入力して検索する
  2. 表示された「安全・注意・危険」と理由を確認する
  3. 量や調理状態、味付け、猫の体調を踏まえて慎重に判断する
  4. 少しでも不安がある場合は、本ツールだけで決めず動物病院へ相談する

本ツールは参考情報であり最終判断ではありません。迷う場合は受診を優先してください。

出典

掲載情報は、公的機関の飼い主向け資料を中心に、動物中毒対応で広く参照される専門機関の情報を補助的に確認して作成しています。

危険・注意が必要な食べ物の参考

誤食時の対応の参考

よくある質問

入力した食材が「危険」と出たら、まず何をすればいいですか?
追加で与えるのを止め、食べた量・時刻・食材名をメモしてください。不安がある場合は、かかりつけの獣医師に相談して判断を仰いでください。
少量なら食べても大丈夫ですか?
食材によっては少量でも危険です。量だけで安全判断せず、表示された注意点を確認し、不安があれば獣医師に相談してください。
「注意」と「危険」の違いは何ですか?
「注意」は条件次第でリスクがある状態、「危険」は基本的に与えないべき状態です。体調や持病によって危険度は上がるため、迷う場合は受診を優先してください。
調理後の食材でも判定は同じですか?
加熱でリスクが変わる食材もありますが、基本的には「加熱すれば安全」とは考えないほうが安心です。人向けの味付けや加工が加わると、猫には不適切になる場合があります。
結果だけで自己判断してよいですか?
本ツールは目安情報です。正確な判断が必要な場合は、かかりつけの獣医師に相談してください。

このツールでできること

食材名から、猫にとっての安全性を「安全・注意・危険」で素早く確認できます。あわせて、注意すべき理由や確認ポイントも把握できます。

使用例(こんなときに使えます)

  • 料理中に猫が食材を口にしそうで、与えてよいかすぐ判断したいとき
  • 家族が猫に人の食べ物をあげる前に、安全性を確認したいとき
  • 誤食が疑われる食材の危険度を、受診判断の参考として確認したいとき

本コンテンツは一般的な情報提供であり、診断・治療を行うものではありません。体調不良や判断に迷う症状がある場合は、獣医師の診察を受けてください。