
アビシニアン
Abyssinian
- 原産地
- 英国(品種成立、祖先の由来は諸説)
一本の毛に濃淡の帯がある短い被毛が、細身で筋肉質の体を覆います。大きな耳とアーモンド形の目を持ち、毛色の重なりが全身に細かな陰影を作ります。
代表的な45猫種を、写真と特徴から一覧で紹介します。原産地・体格・毛の長さなどの基本情報もあわせて確認できます。

Abyssinian
一本の毛に濃淡の帯がある短い被毛が、細身で筋肉質の体を覆います。大きな耳とアーモンド形の目を持ち、毛色の重なりが全身に細かな陰影を作ります。

American Curl
後方へ反り返る耳が特徴で、体はほどよく筋肉のついた中型です。短毛と長毛の両方があり、被毛の色や模様にも幅があります。耳の反り方には個体差があります。


American Bobtail
自然に短くなった尾と、骨格や筋肉のしっかりした体が特徴です。被毛には短毛とやや長いタイプがあり、色や模様は多彩です。尾の形や長さにも個体差があります。
Karolina C.による露出補正と、ForeverFlyingによるハイライト・ハイパス処理済み。

Exotic Shorthair
丸い頭、大きな丸い目、短い鼻を持ち、全体に丸みのある姿をしています。ペルシャに似たがっしりした体を、厚く密生する短い被毛が覆う猫種です。

Egyptian Mau
短い被毛に不規則な斑点が入り、緑色の目と目元の濃い模様が印象的です。しなやかで筋肉のついた中型の体を持ち、後ろ脚が前脚より長いという特徴があります。

Australian Mist
中型の体を短い被毛が覆い、斑点模様またはマーブル模様が見られます。毛の濃淡が模様に柔らかな印象を与え、被毛の色合いには複数の種類があります。

Ocicat
短い被毛に明瞭な斑点が並び、胸や体に厚みのある筋肉質な猫種です。野生の猫を思わせる外見ですが、シャムやアビシニアンなどのイエネコから作出されました。

Oriental Shorthair
長く細い体と脚、大きな耳を持ち、全体にすっきりした輪郭の猫種です。体に沿う短い被毛には多彩な色や模様があり、シャムと共通する体つきをしています。

Cornish Rex
短く波打つ被毛と、細い骨格に長い脚を備えた小柄な体が特徴です。背中には弓なりの曲線があり、大きな耳と引き締まった胴体が独特の輪郭を作ります。
Heikki Siltalaの写真をDesaix83が背景処理した派生画像。

Korat
銀色の光沢を帯びるブルーの短い被毛と、大きな緑色の目が特徴です。ハート形に見える顔立ちを持ち、コンパクトな体にはしっかりとした筋肉がついています。


Japanese Bobtail
曲がりや折れのある短い尾が、毛に包まれて房のように見える猫種です。中型で輪郭はすっきりしており、短毛と長毛の両方があります。三毛以外の色柄も見られます。

Siamese
青い目と、顔・耳・脚・尾に濃い色が出るポイント模様が特徴です。短い被毛が細長い筋肉質の体に沿い、大きな耳や先細りの尾がすっきりした輪郭を作ります。
EXIFのクレジット: Olga Shatokhina / Cataristocrat Cattery。

Chartreux
ブルーの密な被毛と、黄銅色からオレンジ色の目を持つ猫種です。がっしりした胴体に対して脚は比較的細く、丸い頭から口元へと細くなる顔立ちが特徴です。

Singapura
小柄でコンパクトな体に、顔に対して大きな目と耳を備えています。短い被毛には一本ごとの濃淡があり、淡い地色に茶色の細かな陰影が重なるように見えます。

Scottish Fold
前方に折れた耳と丸い頭、大きな丸い目が特徴の猫種です。体にも丸みがあり、短毛と長毛の両方が見られます。被毛の色や模様、耳の折れ方には幅があります。

Snowshoe
青い目とポイント模様に、白い足先が組み合わさる短毛の猫種です。中型で筋肉のついた体を持ち、顔の白い部分や足先の模様の入り方には個体差があります。

Sphynx
ほとんど毛がないように見える皮膚と、大きな耳、レモン形の目が特徴です。実際には細かな産毛がある個体もおり、体は中型で筋肉がつき、腹部に丸みがあります。

Selkirk Rex
厚みのある巻き毛が、骨格のしっかりした体を覆う猫種です。短毛と長毛の両方があり、首や尾の周りでカールが目立ちます。毛の巻き方は成長によっても変わります。
Heikki Siltalaの写真をDesaix83が背景処理した派生画像。

Somali
アビシニアンと共通する濃淡のある被毛を、セミロングに伸ばしたような姿です。中型でしなやかな体を持ち、首周りの飾り毛やふさふさした尾が目を引きます。

Turkish Angora
細い骨格と長い筋肉質の体を持ち、絹のような被毛が体に沿って流れます。尾には豊かな飾り毛があり、白い被毛で知られますが、ほかの毛色や模様も見られます。

Turkish Van
骨格のしっかりした大きな体と、柔らかなセミロングの被毛が特徴です。白を基調に頭と尾へ色が入る模様で知られ、季節によって被毛の長さや量が変わります。

Devon Rex
顔の低い位置につく大きな耳と、頬骨の目立つ顔立ちが特徴です。筋肉のついた体を短く柔らかな巻き毛が覆い、被毛にはゆるやかな波のような凹凸が見られます。

Toyger
短い被毛に太くはっきりした縞模様が入り、トラを思わせる外見の猫種です。体は中型で筋肉質。縞の形や配置に特徴があり、イエネコから作出されています。


Nebelung
銀色の光沢を帯びるブルーのセミロングの被毛と、緑系の目が特徴です。中型ながら胴体と尾が長く、筋肉のついた体を柔らかな毛が覆い、尾には豊かな飾り毛があります。

Norwegian Forest Cat
厚い下毛と水をはじく上毛を備えた、骨格のしっかりした猫種です。三角形の頭と長い尾が特徴で、冬は首周りや後ろ脚の飾り毛が豊かになり、夏は毛量が減ります。
Abujoyが2009年に90度回転した画像。

Birman
青い目とポイント模様、四肢の先に手袋のように入る白い毛が特徴です。がっしりした体を絹のようなセミロングの被毛が覆い、顔や耳、尾の濃い色と対照を作ります。

Burmese
コンパクトで筋肉のついた体に、光沢のある短い被毛が密着する猫種です。濃い茶色の毛で知られますが、ほかの色もあり、顔立ちや体型には系統による違いがあります。

Burmilla
淡い下地に毛先の色が重なり、被毛全体に陰影が見える猫種です。中型で筋肉のついた体と緑系の目を持ち、目や鼻の縁取りも特徴です。短毛と長毛の両方があります。

Havana Brown
つやのある茶色の短い被毛と緑色の目が特徴です。中型の体に、先端がやや四角く見える独特の口元を持ち、すっきりした輪郭と筋肉のある体つきが組み合わさります。

Balinese
シャムと共通する細長い体つきや青い目、ポイント模様を持つ猫種です。絹のようなセミロングの被毛が体に沿って伸び、尾には羽根を思わせる飾り毛があります。

Pixiebob
短い尾、奥まった目元、しっかりしたあごが特徴の猫種です。筋肉のある体に茶系の斑点模様が入り、短毛と長毛の両方があります。野生のボブキャットに似た外見です。

British Shorthair
丸い顔と発達した頬、厚みのある体つきが特徴です。短い被毛が密に生え、全体にふっくらした輪郭を作ります。ブルーの毛色で知られますが、多様な色や模様があります。

Persian
長く豊かな被毛と丸い頭、大きな丸い目が特徴です。短くがっしりした胴体と脚を持ち、毛色や模様には幅があります。鼻の短さや顔立ちにも個体差が見られます。

Bengal
筋肉質の体を覆う短い被毛に、斑点やマーブル模様が現れる猫種です。斑点の中に濃淡があるロゼット模様も見られ、毛色や模様の配置にはさまざまな違いがあります。

Bombay
つやのある黒い短毛と、金色から銅色の丸い目が特徴です。中型で筋肉のついた体を持ち、密着した被毛が体の輪郭を際立たせ、小さな黒ヒョウを思わせる姿をしています。
Rosiestepが2022年にトリミングした派生画像。

Munchkin
短い脚で知られますが、胴体は中型の猫としての大きさがあります。被毛には短毛と長毛の両方があり、色や模様も多彩です。脚の長さには個体による違いがあります。

Minuet
ペルシャ系とマンチカンを背景に持ち、丸い顔と大きな目、筋肉のある体が特徴です。短毛と長毛の両方があり、脚が短い個体に加えて、脚の長い個体も見られます。

Maine Coon
長い胴体と幅のある胸を持つ大型の猫種です。豊かな尾や大きな耳、足先の房毛が特徴で、長さに変化のある被毛ががっしりした体を覆い、全体に力強い姿をしています。

Ragamuffin
骨格のしっかりした大きな体と、表情の豊かな大きな目が特徴です。柔らかく密な被毛が全身を覆い、色や模様には多くの種類があります。成長はゆっくり進みます。


LaPerm
軽く弾むような巻き毛と、長くカールするひげが特徴です。中型の筋肉質な体を持ち、短毛と長毛の両方があります。首周りや耳の付け根で巻き毛が目立つことがあります。

Russian Blue
銀色の光沢があるブルーの短毛と、緑色の目が特徴の猫種です。密に生えた被毛がすっきりした中型の体を包み、大きな耳と細長い脚が全体の輪郭を引き立てます。
猫の種類(猫種)の数には、世界共通のひとつの答えがあるわけではありません。TICA、CFA、FIFeなどの登録団体によって認定基準や分類方法が異なり、同じ系統でも短毛と長毛を別に扱う場合があります。
この図鑑では、すべての猫種を網羅するのではなく、日本で比較的知られている猫種や検索需要、主要な登録団体の情報をもとに、代表的な45猫種を紹介しています。
猫種は、品種として登録・分類される猫の区分です。アメリカンショートヘアやラグドールは猫種の名前です。一方、三毛やキジトラ、サバトラは毛色・毛柄の呼び方で、ハチワレも顔の模様を表す呼び方です。
同じ猫種に複数の毛色・毛柄が見られることがあり、同じ毛柄が異なる猫種やMIXに現れることもあります。そのため、毛色や毛柄だけで猫種を判断することはできません。
純血種は、特定の猫種の血統をもつ猫を指します。MIX(雑種)は、異なる猫種や系統が混ざった猫を指すことが多い呼び方です。血統登録の有無はこれとは別の概念で、未登録でも血統上は特定の猫種に属する場合があります。
どちらが優れているということではなく、見た目や体格、性格、健康状態には個体差があります。猫種図鑑で紹介する特徴は一般的な傾向であり、すべての個体に当てはまるものではありません。
猫種の認定基準や分類はTICA、CFA、FIFeなどの団体によって異なるため、世界共通のひとつの数はありません。
ねこツールズでは、すべての猫種を網羅するのではなく、日本で比較的知られている猫種や検索需要などをもとに、代表的な45猫種を掲載しています。
「チンチラ猫」という呼び方はよく使われますが、この図鑑では独立した猫種として扱っていません。
たとえばCFAでは、チンチラシルバーやチンチラゴールデンはペルシャの毛色区分として扱われています。
猫種の分類や呼び方は登録団体によって異なる場合があります。
ハチワレは猫種名ではなく、顔の毛色が八の字のように分かれて見える柄を表す呼び方です。
ハチワレ模様は、さまざまな猫種やMIXに見られます。
三毛やキジトラなども同様に、猫種とは別の毛色・毛柄を表す呼び方です。
この図鑑では、「猫の種類」を主に「猫種(breed)」という意味で使っています。
ただし日常的な「猫の種類」という言葉は、猫種だけでなく、三毛やキジトラなどの毛色・毛柄を含めて使われることもあります。
このページでは、猫種と毛色・毛柄を分けて紹介しています。